AIカメラによって、従来の防犯カメラと警備ではできなかった防犯対策が可能になりました。
このページでは、AIを活用した機械警備について紹介します。
AI警備とは
AI警備とは、AIを活用して、防犯・警備業務を自動化・効率化する仕組みです。
AI警備には、場面や目的に応じて、さまざまな種類があります。
【AI警備の例】
・AIシステムを使った交通誘導警備
・AIカメラでの自宅や職場の機械警備※
・AIドローンを使った周辺の見回り警備 など
なかでもトリニティーでは、AIカメラシステムを活用した機械警備の強化が可能です。
※機械警備とは
センサーや警報機器を活用して、建物や施設を無人で警備するシステム。
ホームセキュリティも自宅に警備員は常駐しないため、機械警備の一種といえます。
ここでは、自宅や職場の機械警備にフォーカスして、AI警備の利点について見ていきましょう。
従来の機械警備とAI警備の違い
AIカメラを使った警備で、まず比較したいのが一般的な機械警備です。
機械警備は、その名の通り、警備員を使わずに機械で警備を行います。
機械警備の流れ

1.不審者が侵入する
2.センサーが検知する
3.警備会社に通知される/警報器で威嚇する
4.警備員が駆け付ける
警備員を常駐させないため、人手不足、人件費を抑えられるのがメリットです。
機械警備に重要なセンサーの種類として、パッシブセンサーやビームセンサーなどがあり、AIカメラがこの役割を担います。
センサーとAIカメラの比較
| 比較項目 | 従来の防犯センサー | AI防犯カメラ |
|---|---|---|
| 検知方法 | 人の熱や赤外線ビームの遮断を検知など | 人を検知 |
| 検知後の動作 | ライト点灯・警報音など | ライト・警告音+スマホ通知・録画 |
| 映像の記録 | なし | あり |
AI機械警備の場合、従来の防犯センサーではなく、AIカメラを使って異常を検知します。
映像証拠を残すという防犯カメラの役割だけでなく、センサーよりも誤検知を減らせるのがメリットです。
AIカメラでできること
AIカメラを使うと、従来の機械警備よりも防犯対策をシンプルかつ高精度で行えます。
実際にどのようなことがAIカメラでできるのか、詳細を見ていきましょう。
【AIカメラでできること】
・敷地に侵入した人物を自動で検知しスマホ通知ができる
・防犯カメラとセキュリティ機器を連動させ、光や音で威嚇する
・カメラ一台でセンサーとセキュリティ機器の役割をこなせる
敷地に侵入した人物を自動で検知しスマホ通知ができる

AIカメラは、設定したエリアに侵入した人物を検知し、スマホで通知できます。
従来のセンサーは、動物や雑草などにも反応してしまい、誤検知を起こしやすいのがデメリットでした。
AIの人検知機能であれば、その問題を解消できます。
トリニティーのAI人検知システムについての詳細は、以下のページをご覧ください。
防犯カメラとセキュリティ機器を連動させ、光や音で威嚇する

一般的に機械警備では、センサーが検知したあと、ライトや警報音で不審者を威嚇します。
AIカメラで機械警備を行う場合、センサーの代わりにAIが人の侵入を検知して通知します。
従来は、機械警備で証拠を残すために、防犯カメラを使っていました。
ところが、AIカメラであれば、センサーの代わりも担えるので、セキュリティ機器を削減できるようになったのです。
カメラ一台でセンサーとセキュリティ機器の役割をこなせる

機械警備では、不審者への威嚇は、フラッシュライトや警報機を使っていました。
しかし、弊社トリニティーの「ギミックカメラ」には、フラッシュライトと警報音を発する機能を搭載しています。
一台で通常の防犯カメラ機能、セキュリティ機器、センサーの役割を担えます。
製品の詳細は以下のページを参考にしてください。
AIカメラを使ったAI警備のメリット
AIカメラを使ったAI機械警備には、以下のようなメリットがあります。
【AI警備のメリット】
・警備員の人手不足を補える
・人件費・警備コストを削減できる
・異常検知から警察への通報までがスムーズ
それぞれ詳細を見てみましょう。
警備員の人手不足を補える
AI警備は、警備員の人手不足を人を増やさずに補えるのがメリットです。
AI機械警備を導入すれば、常時監視や巡回などの業務をAIカメラに任せ、人の負担を軽減できます。
【人手不足を補える例】
・24時間の監視をAIカメラが担当
・警備員は異常時対応や現地対応に集中
・少人数で複数拠点を管理できる
AI警備を活用すれば、限られた人員でも警備体制を維持でき、人手不足という構造的な課題への対策になります。
人件費・警備コストを削減できる
AI機械警備では、AIカメラが常時監視を行い、異常時のみ警備員が対応するため、無駄な人件費を抑えられます。
具体的に削減につながるポイントは次のとおりです。
【コストを抑えられる例】
・常駐警備員の配置が不要になる
・巡回回数を減らせる
・深夜・休日の割増人件費を抑制できる
長期的に見ればAI機械警備は、警備コストを抑えられます。
異常検知から警察への通報までがスムーズ

AIを使った機械警備では、異常検知から警察への通報までを迅速に行える点が大きなメリットです。
AI機械警備では、異常を検知したあと、映像をリアルタイムで確認し、必要に応じて利用者自身が警察へ通報します。
利用者自身が警察へ通報することは一般的に自主機械警備と呼ばれています
警備会社のセンターを経由しないため、判断と行動を素早く行えるのが特徴です。
流れを整理すると、次のようになります。
- AIカメラが侵入や異常を検知
- スマホに通知が届く
- 映像で状況を即確認
- 緊急性が高ければそのまま警察へ通報
警備会社の仲介を挟まない分、初動対応を早められる点が、AI機械警備ならではの強みといえます。
AIカメラを使ったAI警備のデメリット
AI警備は多くのメリットがある一方で、注意点もあります。
ここでは、AI機械警備を導入する際に特に押さえておきたいポイントを整理します。
プライバシーへの配慮が必要
AIカメラを使う以上、プライバシーへの配慮が必要なのは不便な点です。
AI機械警備では映像データを扱うため、撮影範囲やデータ管理が不適切だとトラブルにつながる可能性があります。
とくに職場や集合住宅では、利用者以外の人物が映り込むケースも考えられます。
防犯効果だけでなく、プライバシー保護とのバランスを取るのが大切です。
防犯カメラの適切な設置場所については、以下のページをご覧ください。
防犯カメラはどこにつける?一戸建ての設置場所や違法になる向きを解説
AIだけでは対応できない業務もある
AI警備は万能ではなく、人の対応が必要な場面も残ります。
AI機械警備は検知や通知は得意ですが、状況判断や対人対応までは担えません。
しかし実際の現場では、人の判断や行動が求められるケースも多いです。
【AIが対応できない業務例】
・トラブル発生時の臨機応変な判断
・来訪者への対応や説明
・緊急時の現場対応や誘導
そのため、AI警備は警備員や管理者と組み合わせた運用が前提となります。
誤検知が起こる
AI警備は便利ですが、AIである以上、状況によって誤検知(誤報)が起こる可能性があります。
しかし、誤検知は「起きたら終わり」ではなく、調整で減らしていけるものです。
防犯では誤報をゼロにすることよりも、「見逃し(失報)を防ぐ」ことが優先されます。
失報を防ぐために検知感度を高くすると、環境の影響で誤報が出てしまうわけです。
実際に弊社でも、岩を熊と誤検知して通知が出た例がありました。
こうした誤報は、次のような要因で起こりやすく、設定で改善できます。
- 誤検知の要因例:影・照明変化/風で揺れる植栽/対象物の形状が紛らわしい
- 改善の方向性:設置場所の見直し/感度の調整/学習・ルールの最適化
AI警備を導入する場合、誤検知があるからと切り捨てるのではなく、調整・改善しながら精度を上げていく運用が前提だと理解しておくのがよいでしょう。
弊社トリニティーの場合、担当エンジニアがその都度調整を行います。
AIを使った防犯の考え方に関しては、以下のインタビュー記事でもお話していますので、ご覧ください。
AI警備で警備員の仕事はなくなる?
AIの普及によって、警備員の仕事がなくなるのではないか、という不安を抱える方もいるでしょう。
しかし、AI警備が普及しても、警備員の仕事がすべてなくなるわけではありません。
確かに、AI警備やAI機械警備の導入により、これまで警備員が担っていた業務の一部は自動化されています。
一方で、AIには対応が難しい業務も残っているのが実情です。
AI警備は「警備員を不要にする技術」ではなく、警備員の役割を変える技術といえます。
AI機械警備の導入ならトリニティーにご相談ください
AI機械警備は、AIカメラの映像解析によって自宅や職場の防犯を強化できる仕組みです。
さらに、光や音による威嚇や、カメラ一台でセンサー役も担える設計により、人手不足対策や警備コストの最適化にもつながります。
一方で、誤検知やプライバシー配慮など注意点もあるため、導入時は設置場所・検知エリア・感度設定を含めて、運用まで見据えた設計が欠かせません。
AI機械警備の導入ならトリニティーにご相談ください。
現場環境に合わせた最適な設計から、導入後の調整・改善までサポートしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。




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